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急転直下13

Author: 相沢蒼依
last update Petsa ng paglalathala: 2026-01-10 08:36:56

「千秋の職場なら、ここから歩いて十分くらいのところにあるんですよ」

並んで歩きながら告げると、あからさまに顔を横に背けられてしまった。

こんな態度をとられるのは、いた仕方ない。前回千秋のことをかっさらった状態で実家を出てきたのだから。

「小さな島ですが、農業も漁業もそれなりに盛んなんです。ですから、千秋の仕事が大変みたいです」

「仕事をしているところを見ていないというのに、どうして大変だっていうのが分かるんだ?」

いきなりなされた疑問に、苦笑を浮かべた。何はともあれ、食いついてくれて良かった。

「確か従業員の五名で、三百五十人分の書類を捌かなければならないそうですよ。これって相当大変ですよね」

「…………」

「一緒に仕事をしている方が揃って優しく教えてくれるから、楽しく仕事ができると言ってました」

千秋からの情報を、ちょっとずつお父さんに知らせてみる。表情は相変わらず硬いままだが、何も知らない状況よりはいいだろう。

「折角紺野さんが島にやって来たのに、仕事の関係で抜け出せなくて、すごく残念がっていました」

「勝手に見て、直ぐに帰ると伝えてある」

「逢いたいって言ってました。逢
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